トップ戦績・特集>がんばれ1年生!〜2006

 中国大会を終えた週のことだ。
昼下がりのグラウンドに1年生たちが集まった。
週末から始まる「1年生大会」にむけての練習が始まった。

ドSにならんとなあ
このときばかりは、浜田紳吾コーチも高森雅人コーチも目つきが変わる。
アップを終えた1年生たちが、ボール回しに入った。
ワンバンドのものも含め、落球したら1周、後ろで控える選手が
カバーできなくても1周走らなければいけない。
ピリピリとした緊張感のなかでボールを回していく。
ある日は気温14℃に20m以上の物凄い強風が吹き荒れていた。
それにも関わらず、1年生の大半は半袖・・・
この子ら、夏は長袖で冬は半袖ばぁ(ばっかり)着よるが。
(首脳陣による)イジメだと思われんだろうか・・・
」と
なぜかソワソワもしていた。

 
強風による砂ぼこりが凄い・・・                       夏は外野だったが内野になっていた大杉竜士くん


打球に飛び込む!

内野は浜田コーチ、外野は高森コーチがノックを担当する。
いつも以上に気合いが入り、軽率なプレーが出ると
すぐにノックは止まり、注意される。
併殺プレーの練習時には
併殺は何人関わるんだ?3人だよな。
1つのプレーで2つのアウトを取れるが、1つのミスでオールセーフにもなる
」と。
(どこからか「4人!」の声も聞こえてきたが・・・)
練習を見学していた倉敷芸術科学大野球部コーチ・太田耕司さん
浜田コーチのノック、長いですね。っていうか熱いですね」と。
そうなんです、浜田コーチのノックは始まると熱いんです。

外野では飛びついている選手が多数。
球際が弱いんじゃ!」との声が響く。
はまってしまう選手が多いのだが、初日は松崎駿くんが標的となっていた。
元気がいいのが中野幹雄くん。
ノッカーのところまで声もはっきり聞こえている。

 
外野でも飛び込んでますが・・・                      “高森愛”にはまっている松崎くん・・・

中国大会で何人か1年生も入っていたが
1年生大会のレギュラーは白紙。いろいろな選手を起用していく。
そこでは、技術もさることながら本番での強さなど練習では見られない
選手たちの精神面もチェックされる。
また、1つのポジションに限定させることもしない。
夏に見たときとは、全く違うポジションについている選手が何人もおり
各々に合ったコンバートは常日頃。
外野にいた瀬戸祐輝くんがマスクをかぶっていたことには一番驚いた・・・

ニコニコ顔でグローブを噛み締めていたのが荒木直人くん。
黄色いグローブを新調したようで、早く使いたい様子だ。
黄色は流行りなのか、持っている子が多いような気もする。

 
捕手になっていた瀬戸くん                  浜田コーチの指導を受けるセカンドたち。真ん中は早野くん(06年卒)の弟・直人くん

主軸が中国大会へ行っている間、1年生同士で紅白戦を行ったこともあった。
Aチームは高森コーチ、Bチームは上田剛史くんが監督をしたという。
なかなかいい采配しよったんよ」と高森コーチ。
上田くんは「将来は関西の監督ですね!」とまんざらでもない様子。
○○はぽろが多い、バントのときに腰を切る選手が多いなどなど
いろいろな指摘・アドバイスもしてくれたそうだ。
中国大会を終えた2年生たちは補助としてお手伝い。
多くの先輩や指導者に見守られながら、1年生たちは優勝を目指す!

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